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高野山真言宗 西泉寺

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淡路四国八十八カ所霊場 第43番札所 本尊 大日如来

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永代供養って何?どういうお墓のこと?

お墓の継承者がいなかったり、継承を希望しない人が増えているという話しを聞くことが多くなってきました。旧来の家制度がしっかり機能していた時代は、直系の男性、たとえ女性しか居なくても養子を取って家を継ぐということが、日本の社会では一般的でした。そうであるから、お墓も継承し続けられていた訳です。

ところが今は、家制度に対する意識が変わり、お墓の継承者が居なくなるという現実に直面しています。

「永代供養」という言葉は30年程前から聞くようになり、最近になって一気に増えてきた理由としては、団塊の世代が親を見送る側になって「自分たちのときはどうなるのか。田舎を離れて都市部で暮らす自分たちはどうなるのか。田舎のお墓の継承者が居ない。」という現実に気づきはじめたためだと思います。しかも昔と違い、子供の数も少ない、子供が居ない、独身のおひとり様も多くなっているので心配は尽きません。加えて、都市部では墓地が不足しており、費用の高騰もあって新しいお墓を持つのが難しいという事情もあります。

そこで、「永代供養」と一言でいっても実際はどういうことなのかを詳しく解説します。

永代供養を解決するキーワード

  • 永代供養の概要
  • 永代供養のデメリット
  • 永代供養のメリット
  • 永代供養は永久ではないのか?
  • 永代供養を選択する人とは?
  • 永代供養する際の遺骨の納め先
  • まとめ

永代供養の概要

永代供養を選ぶ際に、「寺院と霊園どちらにしよう?」と迷われる方も多いと思います。
永代供養先を一度選ぶと後戻りは非常に難しくなります。まず墓地を管理する霊園には、「民間霊園」と「公営霊園」の二つがあります。前者は寺院(宗教法人)が管理する霊園が多数で、後者は都道府県や市区町村など地方自治体が管理する霊園のことです。

永代供養の「供養」という言葉が宗教用語だとして、地方自治体が運営管理する公営霊園や公営墓地では、「合葬墓」「合祀墓」「共同墓」などと呼ばれることもあります。

当然のことながら政教分離の原則がありますので、公営霊園では宗教的な「供養」は行えません。永代供養とうたっていたとしても単に「遺骨を納めただけ」になる点には注意が必要です。

一般的には個人のお墓を持たず遺骨を預ける意味で「永代供養」という言葉が使われてはいますが、その中身は「合葬墓」「合祀墓」「共同墓」と呼ばれる公営霊園の決まった場所へ遺骨を納めるだけのものと、寺院に預けることによって日々の供養も行ってもらえる、本来の意味での永代供養があります。

永代供養のデメリット

永代供養墓のデメリットとして、以下が挙げられます。

  • 一定の期間が経過すると合祀される
  • 合祀後は分骨・改葬ができない
  • 管理の不確実性
  • お墓を継ぐことができない

  • 一定の期間が経過すると合祀される

永代供養とは言え、基本的に一定の年月が経過すると合祀されるため、他家の方のご遺骨と一緒になることに抵抗がある方や、分骨・改葬を行う方、後々に分骨・改葬を行うことになってしまうと、永代供養をしたことがデメリットとなる可能性があります。詳しくは後述します。

合祀後は分骨・改葬ができない

一度合祀されると、他の方の遺骨と一緒になり誰の遺骨なのかを特定できなくなります。従って分骨や改葬のため、ご自身が預けたご遺骨だけを取り出すことを希望しても、そうすることはできなくなってしまいます。

管理の不確実性

墓地や供養施設を運営する会社が倒産したり、管理体制が変わったりすると、ご供養の内容や管理の信頼性に問題が生じる可能性があります。

これは営利会社が寺院の名前を借りて施設運営を行っていることが原因で、そうなってしまうとお参り自体が出来ないという問題が起こります。立派な広告に惑わされることなく、ご自身の目で確認することが大切です。

お墓を継ぐことができない

ご自身の代では永代供養を決断しても、後の子や孫から「親たちのお墓を継ぎ、ご供養してあげたい」という考えを持つ方が出て来た場合、その思いを叶えてあげることができなくなります。

永代供養のメリット

永代供養墓のメリットとして、以下が挙げられます。

  • 後継者が居なくても安心できる
  • 生前契約が可能
  • ご先祖さまに対する安らぎ

  • 後継者が居なくても安心できる

一昔前は兄弟もたくさん居て心配することがなかった家の問題。ライフスタイルの変化によって変わった家族構成。様々な事情からお墓の継承者となる方が居ないという方も増えています。そこで永代供養という形を取れば、そうした頼る人が居ない方・身寄りがない(あるいは少ない)方も安心して利用できます。

生前契約が可能

永代供養の申込みについては、ご本人が生前に「亡くなった際にはここで永代供養をしてもらう」という契約が可能な仕組みになっています。

これは大きなメリットであり、生前に永代供養の申し込みをすることで、よほどのことがない限り亡くなった際に契約が実行されます。

更に加えるならば、法的明確にするための「死後事務委任契約」という方法もありますが別項で解説することとします。

ご先祖さまに対する安らぎ

ご先祖さまを永遠に供養することは、生前の功績や苦労に対して感謝の気持ちや敬意を表すという意味です。それによって家族の繋がりを再確認し、自分自身の心の安定や癒しがもたらされることになります。

先祖供養の際には、家族の幸福や繁栄を祈願することが大切です。ご先祖さまが安らかに眠ることで、家族全体の幸福も得ることが出来ます。

永代供養は永久ではないのか?

公営・寺院の両者に当てはまることですが、「永代」と「永久」という言葉は、似てはいますが意味が少し違っています。

永久の「いつまでも限りなく続くこと」という意味に対して、永代は「長い年月」を意味しており、通常は「永代供養」といっても遺骨の安置期限が「30年」「33回忌まで」などと定められている所がほとんどです。

当寺においては「50回忌を迎えるまで」と定めています。その後は個々のお預かりではなく合祀墓へ移しますが、日々のご供養は引き続き行うことになっています。

永代供養を選択する人とは?

継承をしないお墓というと、昔は「無縁墓」のイメージがありました。というか、むしろ継承したくても出来なくなったお墓を無縁墓と呼んでいました。

 

最近では「子供が居ない」「生涯独身のおひとり様」といった背景に加え、「お墓の管理で子供に負担を掛けたくない」という理由で、お墓を継承出来る子孫が居ても積極的に永代供養が検討されるようになっています。

 

一昔前までは、継承が困難なことから永代供養を選ばざる得なかった訳ですが、今は将来のことを見据えて積極的に永代供養を選ぶ方が増えています。これは墓地不足や費用高騰が懸念される都市部だけでなく、田舎でも同様の考えが進んでいます。

 

その意味において、誰しもが永代供養を検討・選択する可能性があります。

永代供養する際の遺骨の納め先

樹木葬

自然に還るというイメージが評判となって全国的に広がったといわれています。墓地全体を公園のように整備する所や、納骨した場所に墓標の代わりに目印となる樹木を植える所、中央にシンボルツリーを植え周りに納骨する所など、多種多様な形態があります。
永代供養という意味合い以外にも、伝統的墓石に変わるお墓と考える人も増えているようです。

散骨

遺骨を粉にして霊園や自然の中にまく埋葬方法です。国による法律や規則が未整備で、「葬送目的で節度を持って行えば違法ではない」という見解が広まったことから増え始めました。粉骨をまく場所は海が中心となっていますが、「宇宙へ」などと聞いたこともあります。ただし永代供養を申し込む上では、一般的な方法ではありません。

合葬墓・合祀墓

血縁を超えた複数人の遺骨を納めるお墓のことで、一カ所に共同埋葬する仕組みのお墓が一般的です。個々の墓石を建立することはありませんが、一度預けてしまうと故人同士の区別が付かないので返却を求めることが出来ない点に注意が必要です。永代供養を申し込む方の多くが、この方法をとっています。

納骨堂

依頼を受けて遺骨を保管するための施設のことです。納骨堂は基本的に市町村の許可を受ける必要があるため寺院が運営しています。一般的には屋内型の施設であることが多く、ロッカー型や仏壇型、墓型などがあります。ただし寺院の名義を借りる形で、実際は資金力のある石材業者などが運営管理している所もあり、納骨堂が倒産...なんてニュースを聞くことがありますので管理者がどうなっているのか確認が必要です。
この方法は、合葬墓と違って故人単位・家族単位で申し込むことが一般的で、より丁寧なご供養を希望される方にお勧めです。

まとめ

永代供養先は大きく分けて寺院と霊園の二つがあり、それぞれにメリット・デメリットがある点を踏まえてください。

 

公営霊園の場合は、宗教・宗派問わず、無宗教でも受け付けてくれることから、特定の宗教に縛られないで預けたい方に多く選ばれています。トイレや休憩所、駐車場など施設面が充実しており、園内もきれいに整備されている所がほとんどです。

しかし中心部ではなく郊外に整備されていることが多く、立地面では不便さがあるものの送迎バスを手配して遠方や高齢者でも通いやすいよう配慮するなど、サービスの充実度が高い点は公営霊園のメリットです。

 

寺院の永代供養の大きな特徴は、供養の専門家である僧侶に相談出来ることです。お墓選びや供養の方法、葬儀や法要について精通する専門家という点は、お墓について悩む方からすれば頼もしい存在です。預けた後も、僧侶の手によって永代の供養が受けられます。依頼者本人だけでなく、周りの家族も安心出来ることから、永代供養先を寺院に決めることをお勧めします

ただし寺院によっては受け入れる宗旨・宗派を限定している所もあるため、事前の確認は必須です。永代供養に対する考えは寺院によってバラバラのため、個別に比べてじっくり検討する必要があります。

 

当寺の永代供養については、下部の詳細ページをクリックしてご覧ください。 

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